2013年8月3日土曜日

ubuntu12.04 64bitでprocessing2.0.1

ubuntu12.04 64bitでprocessing2.0.1

みなさんはprocessingというプログラミング言語を知っていますか?

processing - wikipediaより引用

"Processing(プロセシング)は、キャセイ・レアスベンジャミン・フライによるオープンソースプロジェクトであり、かつてはMITメディアラボで開発されていた。電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング言語であり、統合開発環境である。 視覚的なフィードバックが即座に得られるため、初心者がプログラミングを学習するのに適しており、電子スケッチブックの基盤としても利用できる。Java を単純化し、グラフィック機能に特化した言語といえる。"

wikipediaに書いてある通り初心者向けの使いやすい言語です。少しでも高級言語をかじったことがあるひとなら簡単に使えます。
初心者向けとは言っていますが、電子アートとビジュアルデザイン用でもあり、ライブラリが豊富にあったりするので、たくさんの人に使われています。(Javaなので環境をあまり選ばないことも大きい)

後で述べますがSoundの導入にはかなり手こずりました。そこも含めてprocessing導入していきたいと思います。


  • processingのインストール

今回はprocessing2.0.1 linux64bit versionをupdate-alternativesで管理することに(書いてあるとおりにやった)
processing本家さいとからprocessing-2.0.1-linux64.tgzをインストール

$ sudo tar zxvf processing-2.0.1-linux64.tgz -C /opt
$ sudo update-alternatives --install "/usr/bin/processing" "processing" "/opt/processing-2.0.1/processing" 1

こうすることにより、terminalでprocessingと入れればprocessingが起動できるようになる。



  • ファイルダイアログの文字化けを直す
まず起動してみたらわかると思いますがファイルダイアログが文字化けしてどうすればいいかわからない状態になっています。まずそこを直します。


$ cd /opt/processing/java/lib/fonts
$ sudo mkdir fallback
$ cd fallback
$ sudo cp /usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/*.ttf .
$ sudo mkfontscale
$ sudo mkfontdir



  • processingIDEのエディタを日本語対応にする

最初の状態では日本語が打てないと思います。また、日本語が入ったファイルを開くと文字化けしてしまうのでそこを直します。
ホームディレクトリの中に.processingディレクトリができているのでその中にあるpreferences.txtを変更することによりエディタが使えるようになります。

$ cd /home/<username>
$ cd ./.processing/
$ vim preferences.txt

中身~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
14行目
editor.font=processing.mono,plain,12

を好きなフォントに変える
今回はTakaoEXGothicにする

editor.font=TakaoEXGothic,plain,12

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



  • sound系ライブラリminimを使えるようにする

導入していろいろいじっていると音も使いたくなると思います。ですがなぜかうまくいかないということもあると思います。そのubuntuでsoundがぜんぜん使えない状態がつらすぎたのでひたすら調べていました。
日本語どころか英語でもそんなに資料なかったので、これから調べる人がそうならないためにここに記しておきます。

minimが使えない主な原因は、多分processingを構成しているファイルの中に、ubuntu12.04のサウンドサーバーであるpulseaudioとprocessingのjavaを連携しているものが入っていないことだと思います。
従ってprocessingのJavaディレクトリのなかに連携させるものを入れることによりこの問題を解決させます。

まず、libpulse-java.soとpulse-java.jarが自分のJavaディレクトリ配下に入ってないか確認して下さい。
libpulse-java.soがあるところは多分 "/usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/i386"だと思います。
また、pulse-java.jarがあるところは多分 /usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/extだと思います。


  • libpulse-java.so とpulse-java.jarが自分のJavaディレクトリ配下に入ってないとき


$ wget http://tarsos.0110.be/attachment/cons/255/libpulse-java.so

$ sudo cp libpulse-java.so /usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/i386

$ wget http://tarsos.0110.be/attachment/cons/256/pulse-java.jar
$ sudo cp pulse-java.jar /usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/ext
これでlibpulse-java.so とpulse-java.jarが自分のJavaディレクトリ配下に入ります。


  • libpulse-java.so とpulse-java.jarが自分のJavaディレクトリ配下に入ってる/入ったとき
今上に上げた2つをprocessingのJavaにも入れます。
$ sudo cp /usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/ext/pulse-java.jar /opt/processing-2.0.1/java/lib/ext/
$ sudo cp /usr/lib/jvm/<your Java version>/jre/lib/i386/libpulse-java.so /opt/processing-2.0.1/java/lib/i386/

これで動くと思います。



  • cameraを使えるようにする

もともと入ってるvideoというライブラリはquicktimeとかいう****なものなのでlinuxでは使えませんね…ですがそれに置き換わるGstreamerを使ったGSVideoというライブラリを導入してubuntuでもvideoが使えるようにしましょう。
GSVideoはもとのvideoライブラリとほぼ一緒の使い方ができます。
まずGstreamerを導入します。

$ sudo apt-get install gstreamer-tools
$ sudo apt-get install libgstreamer-plugins-base0.10-dev libgstreamer0.10-dev libglib2.0-dev
$ sudo apt-get install libgtk2.0-dev

次にGSVideoをダウンロードしてください。

でダウンロードできます。
ダウンロードしたものをhomeディレクトリ下に作られた"sketchbook/libraries"に展開してください。
これで導入完了です。
実際にGSVideoのExampleをコピーして試してみてください。
Exampleはここにあります。
これでProcessingが大体使えるようになったと思います。
簡単にいろいろなことができるので是非ためしてみてください。


さんこうさいとさま
http://mizupc8.bio.mie-u.ac.jp/pukiwiki/index.php?Processing
http://andorelseif.com/Neareal/index.php?Programming%2FProcessing%2FTips%2FEnableJapaneseComment
http://tarsos.0110.be/artikels/lees/PulseAudio_Support_for_Sun_Java_6_on_Ubuntu
https://code.google.com/p/processing/issues/detail?id=930
http://techno-st.net/2009/11/05/processing-video-on-linux-1.html

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